ドクターブレードは印刷機の凹版に接触させ、余分なインクやコーティング液をかき取る役割を果たします。
美しい印刷を実現させるためには欠かせない部品です。
お使いの印刷機によって、材質や刃先の形状を変えることが大切であり、
富士商興ではセミオーダーで製造・販売をしております。
ドクターブレードとは、主にグラビア印刷やフレキソ印刷、特殊コーティング工程で用いられる、インキの掻き取り刃を指します。凹版の彫刻ロールに直接当て、凹部に乗らなかったインキを掻き取る役目をします。
お客様の現場の状況に合わせ、刃の材質、形状を選定し製作致します。そのためオーダーメイドでの製作が主となります。
刃の形状には大きく分けて2種類あります。ひとつは「平行刃」タイプ。「ラメラ」「二段刃」「段付き」とも称されます、刃先先端を薄く加工したドクターブレードです。国内ではおよそ8割の現場で用いられる現在では標準のタイプです。刃先が薄くしなやかなので、強い圧をかけなくともインキ切れが良く、微細な衝撃を吸収して印刷不良を軽減します。また刃が摩耗しても刃角が変わりにくく、長時間お使いいただけます。
もうひとつは「ステーブル」タイプ。「傾斜刃」「三角刃」とも称されます。刃先先端から角度を付けた刃で、現在は御使用するところは少なくなっています。「平行刃」に比べドクターの圧をかけたときのコシがあり、強く圧をかけて掻き取りをする際におすすめのタイプです。刃が摩耗すると版への接触面積が増えるため、度々調整が必要となります。
弊社ではドクターブレードへのセラミックメッキ加工も自社で行っています。耐摩耗性が良く、バリが抑えられ、長寿命化に貢献いたします。現在ドクター品質についてお悩みの方にはぜひおすすめいたします。
富士商興のドクターブレードをご紹介しております。
お客様のご要望に合わせてセミオーダーで製造・販売いたします。